ライトプレーンの飛行と調整


@:飛行調整の前提
*ライトプレーンの製作で翼のねじれやゆがみが無い事。このねじれやゆがみがある場合は調整しても飛ばない事が有りますので作り直す事をお勧めします。
*適切なゴムの量を付ける事。
A級ライトプレーンの場合プロペラ直径は18〜21センチ程度ですのでF.A.I.TAN-II 1/8"ゴムを4条〜8条が良い所だと思います。写真はA級プレーボーイで22センチペラを使って6条で飛ばしています。

1:飛行機の重心位置の確認
*図面上の重心位置と実際の重心位置が合っているか確認しましょう。
*図面の重心位置と同じ位置に成っていれば問題有りませんが、多くの場合少しず  れてしまいます。
*ライトプレーンの場合、主翼の位置を前後に動かす事が出来ますので若干のずれは無視しても良いでしょう。
*重心位置が30ミリ以上違う場合には重り等を積んで調節する必要があります。

2:手投げテスト(手投げテストは風の無い所で行います。)
2-1:飛行機を水平に持って軽く前に押し出し飛行機の飛行姿勢を確認します。


*(A)の場合は問題なし(手投げ調整完了)         
*(B)の場合は主翼を少し後方にずらして再度テストをします。
*(C)の場合は主翼を少し前方にずらして再度テストをします。

2-2:根気良く何回もテストして(A)になるようにして下さい。
 手投げテストは滑空時の状態を表しますのでとても重要なんですよ。       

3:動力テストの前に                             

上の2枚の写真はプロペラ軸が胴体に対し右、あるいは左に傾いています。
これは動力時に飛行機を右旋回あるいは左旋回させる為の工夫で写真左側を
レフトサイドスラスト、写真右側をライトサイドスラストと呼んでいます。
サイドスラストをつける場合はコメタルを外し胴体部分をテーパーに削り取り
その木片を反対側に接着しコメタルを付けるとサイドスラストを付ける事が出来ます。

どちらの場合も付け過ぎは危険で右あるいは左に突っ込んでしまう事が有ります。


この写真は飛行機の横から見たものですが胴体に対しプロペラ軸が下を向いています。これはダウンスラストと言って飛行機が上を向き過ぎて宙返りを防ぐ働きをします。
ダウンスラストの付け方はサイドスラストと同様に上下方向で行います。
このダウンスラストも付け過ぎは危険で飛行機が上に上がらないで地面に激突する事が有ります。

無意識に組み立てると殆どの場合プロペラ軸は上左の写真のように胴体に対し真直ぐに成っています。そしてダウンスラストは上右写真のように少し付いている状態です。
このサイドとダウンスラストは図面に何度と言う指示があります。多くの場合、サイドスラストは右に2〜3度、ダウンスラストは2〜5度程度付けるのが普通です。特にサイドスラストは右に切る場合が多く左に切る事はあまり有りません。これはプロペラの回転による反トルクの為に飛行機は左に曲る性質がある為です。

4:動力飛行テスト
ゴムを200回位巻いて風上に向かって軽く前に突き出す感じで飛行機を投げて見ましょう。
*合格1:真上に急上昇して動力が無くなった時にスムースに滑空に入る。

*合格2:右あるいは左に旋回しながら上昇し、動力が無くなった時にスムースに滑空に入る。ただし、左に旋回する場合ゴムの巻数が増えると上昇せずに突っ込む場合が有りますので注意して下さい。巻数を増やしても左旋回上昇して行く機体は合格です。

*要調整1:右前方あるいは左前方に突っ込んでしまい上昇しない。
この場合は サイドスラストを調整が必要です。左に突っ込む場合は左サイドスラストが強すぎですのでサンドペーパー等を使って左サイドスラスト少し少なくして下さい。
右に突っ込む場合は右サイドスラストが強すぎですのでサンドペーパー等を使って右サイドスラスト少し少なくして下さい。
この調整を根気よく行う事により飛行機は上昇して行くはずです。

*要調整2:真直ぐに飛んで上昇しない。
この場合は 2つの問題がありますね。1つは真直ぐに飛んで行く事と2つ目として上昇して行かないと言う事です。1つ目の問題は右にサイドスラストを少し付けてあげる事で解決するでしょう。また、2つ目の上昇しないについてはダウンスラストを減らす調整が必要です。
この調整を根気よく行う事により飛行機は軽い右旋回をしながら上昇して行くはずです。

*要調整3:飛行機が上を向いて宙返りしてしまう。
この場合、飛行機は右か左に曲ろうとしているのかまたは真直ぐに上がろうとしているのかによって若干調整が違ってきます。
真直ぐに上がりながら宙返りをする場合は一度、右サイドスラストを少し付けてもう一度テストしてみて下さい。これで直ってしまう事があります。
もし同じように宙返りする場合はダウンスラストを増やして下さい。これらの調整で飛行機は宙返りせずに上昇して行くでしょう。
また、左か右に曲ろうとしながら宙返りしてしまう場合はダウンスラストを増やして下さい。

これで200回巻きの時の調整は完了です。
調整が終了した機体を更にテストする場合は必ずデサマを使って下さい。デサマを忘れると飛行機が飛んで行ってしまい回収出来なくなる事が良くあります。

フル巻きテスト
ワインダーを使いゴムを3倍位に伸ばして500回ぐらい巻いてテストします。テストといっても500回巻いていますので相当広い場所で飛ばさないといけませんしデサマは必ず使う事。

このテストの目的は調整では無く飛ぶか飛ばないかです。200回巻きで調整は出来ていますのでフル巻きでも必ず飛ぶと過信してはだめです。多分5割位の確率で飛ぶとは思いますが、中には突っ込んでしまう機体も出てきます。

ここでは、この突っ込んでしまう機体に付いて記述します。
ゴムのトルクに対し胴体が曲ってしまう事が原因でこの現象が表れます。
従ってこの対策としては
1:ゴムの量を減らす。(8条の場合6条にしてみる)
2:ゴム掛けフックの位置を前方にずらしフック間隔を狭める。
3:胴体が曲らないような処置をする。例えばカーボン等で補強する。

この3通りの処置のいずれかの方法で殆どの場合、突っ込みは直ります。しかしまれに違う原因によって起こっている場合がありその場合はこれらの方法では解決いたしません。
ではどんな原因かと言うと至って単純でプラスチックコメタルの強度不足が原因になる場合があります。この場合はコメタルを交換すれば直ります。

如何でしょうか?あなたのライトプレーンは飛ぶように成りましたか?

5:飛行機は風が強い場合は飛ばさない。風速で3メートル程度までは飛行可能です。
飛行機は無風状態で飛ばすのが一番良いのですが、無風状態は殆ど考えられません そこでどの程度の風まで飛行機を飛ばせるかを立ち木を観察しながら記述します。

*葉がゆれて居ない。飛行可能   
*葉が少しゆれて居る程度。飛行可能
  *木の枝が少し揺れている程度。飛行可能
  *木の上の方が揺れている程度。飛行可能
  *木の中程から揺れている程度。飛行不可
*木全体が揺れている。飛行不可

さあ飛ばしてこようか!......